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再度、引通し管とステップについて

 こんにちは。
73・78型のパンタの引通し管と昇降用のステップについて、沢山の方からコメントをいただきました。
その後写真等を見て気が付いた内容等について紹介致します。

まず、昇降用のステップですが、73型で側面にステップが残っていたのは前パンの7303.7323.7325.7329全車です。後パン車では7328中間車では7302.7309でした。またクハでは312と329に残っていました。78型の製造直後や73型の更新直後の写真を見ると、殆どの車両が側面に昇降用ステップが設置されています。その後撤去や妻面へ移設され、末期には73型は前記の車両と78型は前パンの先頭車全車に側面のステップが残っています。これは、前パン車はパンタ等の点検で屋根に登るため、側面の昇降ステップを残したと思われます。
7302と329については、7329と組成を組んでいるため撤去し忘れたか何かの理由で残った可能性が高いと思われます。また、7328.7309.312です。こちらも同一の編成に組成されていますが、後パンモハの編成は全てステップが撤去されているのに、何故編成ごとステップが残ったのか不思議です。(元々サハは側面ステップ設置なし)今となっては理由は闇の中です。

次に前パンタ車の引通し管ですが、前回引通し管の設置個所(パンタ台の内外)や妻面へ降りる際の処理について書きました。それらが写っている写真が多少出てきたので紹介します。
パンタの引通し管が妻面に降りる際に、ステップの内側を通り妻面へ降りていく車両が殆どで例外が7865と書きましたが、その他に引通し管がステップの外側を通る車両が何台かありました。

③7893-179-9
S57.1.30 羽生 モハ7893
④7893-172-3
S57.1.16 鐘ヶ淵 クハ893

このモハ7893もモハ7865と同様に、引通し管がステップの外側を通り妻面に降りています。7800型、7820型、7860型、7890型で引通し管がステップの外側を通っているのを確認出来たのは7865と7893だけでした。

⑤7871-372-29
S59.4.22 東武動物公園 モハ7871
⑥7880-567-30
S60.7.24 東武動物公園 モハ7880
前記の2両の他に、7870型の前パン車7871~7880の10両が引通し管がステップの外側を通り妻面に降りています。これは、貫通路が広幅であるため、ステップの内側を通すと貫通路に架かってしまうためこの様な形状になったと思われます。上記の2枚の写真は東武動物公園駅構内で解体の際に撮影したものです。モハ7871は7870型の中では最も早く更新されました。

⑩7877-524-5
S60.4.12 西新井工場 モハ7877
上からの画像も載せておきます、引通し管がステップの外側を通っているのが分かります。

①7806-163-16
S56.12.28 春日部検修区 モハ7806
②7806-153-18
S56.10.8 草加 モハ7806
7800型の中で事故復旧の際に貫通路を広幅とした、モハ7806については引通し管がステップの内側を通り妻面に降りていきますが、貫通路の広さに合わせ側面側に広がっています。何とも苦しまぎれな配管です。

⑦7849-464-24
S59.12.18 西新井工場 モハ7849
このモハ7849は、前回紹介したパンタの引通し管がパンタ台の内側を通っている車両のうちの1両です。更新入場した際に西新井工場で撮影しましたが、第二エンドのステップの手前で内側にカーブしているのが分かります。真直ぐ妻面に降りていくと思っていましたが、この写真を発見して形状が分かりました。

⑧7849-465-30
S59.12.19 東武動物公園 モハ7849
⑨7844-432-21
S59.10.2 東武動物公園 モハ7844
上は、引通し管がパンタ台の内側を通るモハ7849で下が、引通し管はパンタ台の外側を通るモハ7844の第二エンドの妻面です。引通し管の位置は違っても妻面は変わらないようです。

⑪7870-435-5
S59.10.13 東武動物公園 モハ7870
⑫7884-532-17
S60.4.25 東武動物公園 モハ7884
⑬7885-543-18
S60.5.28 東武動物公園 モハ7885
⑭7886-518-29
S60.4.2 東武動物公園 モハ7886
⑮7888-500-17
S60.3.6 東武動物公園 モハ7888
⑯7889-547-19
S60.6.14 東武動物公園 モハ7889
⑰7889-543-20
S560.5.28 東武動物公園 モハ7889
最後に7870型の後パンタ車の第二エンド妻面の写真を紹介します。7870.7884.7885.7886.7888.7889の6両です。私自身は形状等に疎いため、余り大きな違いが有る様に見えません。併せて7889のパンタ付近の写真も載せておきますので、模型作成等の参考にして下さい。

今回は、パンタの引通し管と昇降用のステップについて分かったことを紹介させていただきました。
いつも沢山の方々にご覧いただき、ありがとうございます。何か気が付いたことがありましたら、コメントを願い致します。

多忙のため、更新頻度が鈍るかもしれませんが、ご承知置き下さい。
ありがとうございました。


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引き通し管移設の原則と例外

前パンからの引き通し管の取り回しについて、私はこう考えています。
■基本は2種類
①7870形前パン車の、ステップの外側を通って貫通路両脇に下ろすタイプ。
②屋根の上で直角に曲がり、ステップの内側を通って貫通路の幅に狭めたのち、貫通路両脇に下ろすタイプ。
http://kaede150421.blog110.fc2.com/blog-entry-79.html
の7325など、大多数がこれに当たります。

昭和30年代半ば近くになると自動車が増えて踏切事故が増え、その際の発火事故が問題になりました。そこで、78・73系のうち、7870形前パン車だけが新製時から引き通し管を連結面に振り分けています。ですから①が「原型」といえると思います。

昭和38年ごろから53系など、既存の前パン車について運転台正面から連結面への引き通し管の振り分けと前面強化工事が始まり、78・73系については1967年から開始とされています(ピクトリアル441号「東武鉄道7800系のすべて」)。その際、②のタイプが原則となりました。このような曲げ方を指示する図面を見たことがありますので、②が後から移設された車の「原則」であると考えてよいと思います。

■例外は「手仕事のバリエーション」と考える?
③例外
①、②に当てはまらないもののうち、ステップ近くの曲げ方が異なるものです。http://kaede150421.blog110.fc2.com/blog-entry-80.html
の7866のように、ステップを避けるための曲げが直角でなく、斜めになっているものがこれに当たります。他に7824など数例を確認できます。
今のところ、現場の手仕事で生まれた、②のバリエーションではないかと私は考えています。

また、本エントリの7806は、7870形前パン車の新製と同じ1960年に春日部で電機に追突され、その復旧時に広幅貫通路になっていますが、その際に配管を振り分けたのか、後になっての工事かがわかりません。②の図面に忠実に作ったように見えますが、①のようにすると、屋根先の手すりに干渉するからかな、とも考えられます。

④東上線の例外
ランボードの脇に配管を出さず、パンタの内側からまっすぐ貫通路に向かって伸ばすタイプで、本エントリの7849や7851、また、本線に長く所属して最後を迎えた7833が当たります。
いずれも東上所属が長い車で、川越工場か川越検車区の施工であると思われます。東上線における改造は、本線車と違って出たとこ勝負的な感があり、車内の配線や網棚など、本線では絶対にやらない手作り感のある改造が散見されました。
おそらく、よく言えば独自にのびのびと、悪く言えば勝手にやった(笑)改造ではないかと思っています。

個人的には、今回7870形後パンタ車の連結面配管を見ることができたのがありがたかったです。カギ外しのリンクが張り上げ部にこんなに複雑に取り付けられ、かつ屋根上では、パンタと干渉しないように薄く作られた押し込み式ベンチレーター(前パン車にもついています)の上を乗り越して行くように作られているのには驚きました。現役時代見ていたはずなのに、すっかり忘れていました。記録を残すのは、本当に重要なことですね。

また、ステップについては、古い写真を見ますと後パンタ車については例外なく側面に折りたたみ式のものがついていたようで、話題になっているものは、それが撤去されず残されたものと考えられます。前パン車の運転室後ろのステップも形状や個数が違っているものがあり、いずれ整理してみたいと思っています。

薄いベンチレータ

久しぶりに書き込みさせていただきます。
模型は上から常に見られるので、有難い写真ばかりですね。
物心つく前に実車が引退してしまった世代なので、非常に役立つアングルでとても参考になります。

最後モハ7889の屋根写真で、パンタ直後の薄いベンチレータの存在は気付かなかったです。
(クロスポイント7870形キットでは、薄いベンチレータが無く完全スルーされています)
後ろパンタの7300系の場合、同じ位置がどうなっていたのかも気になりました。
ところで運転台付近にある屋根上の半お碗型?のような小さなベンチレータも気になります。
無いものも多く、後で撤去した車輛も多いのでしょうか?

薄いベンチレーターについて

横から失礼します。

パンタ下の薄いベンチレーターですが、それまでの通勤車で一番乗客を乗せることができる車両なので、換気に意を払ったのでしょう。ついているのは押し込み式の車のみで、73形には何もついていません。グローブベンチレーターは換気能力が高いからかと思います。

ほぼ正面のアングルで上から見ないとわからないので、ほとんど気づかれません。模型メーカーが見落としても仕方がなく、逆に自作すれば見所になりますね。

運転台上の小さな突起は、ご想像のとおり運転台用のベンチレーターです。新製当初は全車装備で、運転台正面窓下に通風口を設けた際に撤去、というのが原則と思いますが、写真を見ますと全車装備でもないようであり、また通風口をつけた車でも残っているものありで、やはり統一していないように思われます。

73と78での引通し管の取回し方の違い

いつも貴重な写真と解説をありがとうございます。
皆さんのコメントの様に、屋根上や連結面など、今では調べられない貴重な写真ばかりで、模型製作に本当に参考になります。

私も7806は?と気になっていたのですが、後で改造されたので、屋根からの取り回しをそのままに、幌枠の分を外側に逃がした格好になっていたのですね。

また、同じ後ろパンタ車でも、7870と73系では全く違うのですね。
この辺は、73系の後ろパンタ車の更新時の側面のステップの位置も含め、今回いろいろなことがわかりました。本当にありがとうございました。
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東武73・78型旧型電車

Author:東武73・78型旧型電車
昭和60年に消えた、東武鉄道の73・78系の懐かしい写真を紹介します。


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