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幌の引っ掛け金具について

 こんにちは。クハ300型の幌の引っ掛け金具についてのコメントを戴きました。
コメント欄に書かせて戴きました内容と同じですが、S34.9より73型の更新が開始され最初の4編成(7323.7329.7325.7303)は前パンでした。5編成目の7326編成より後パンで登場しています。自分の手持ちの写真で確認したところ、前パンのクハ323.329.325.303に金具はありません。また後パンになった直後のクハ326.317にも金具は見らせませんでした。S35.12更新の7編成目クハ310から金具を確認出来ましたが、8編成目クハ316、9編成目クハ314、10編成目クハ300、11編成目クハ312、12編成目クハ322、13編成目クハ324、14編成目クハ313、15編成目クハ320、16編成目クハ321、17編成目クハ304、18編成目クハ361となり、19編成目からは中間車への更新となっています。7編成目~18編成目のクハのうちクハ313.320以外は手持ちに写真から金具の存在を確認出来ました。推測ですが、5編成目から後パンの更新に変更となり、最初の2編成(5、6編成)は仕様変更直後のためモハ、クハの車体を別々に作成したが、8編成目以降は車体の制作がモハ、クハで共通化された可能性があると思います。また、S40頃の東上線の78型の写真で4+2の連結で4両固定が下り方(寄居方)に連結されモハ車に幌がついていない写真があります。東上線の一部の車両はクハに幌を付けていた様ですのでこの様なことに兼ね合いがあったのかもしれません。この金具のある車両と無い車両についてコメントの補足として、いくつか写真を出させて戴きます。

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まず、本線の館林検修区配置の車両から紹介致します。
写真は、S56.4.29に春日部駅で撮影したクハ324です。S37.2、13編成目に更新された車両です。更新時には、WCが設置されていた様ですが、S46.9頃より撤去されています。この車両を含め館林配置のクハ300型は全車に金具が設置されていたと思われます。本線系統の73型としては、結構後まで残りS57.2に7322編成と伴に杉戸に廃車回送され解体されてしまいました。

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クハ304です。S37.10、17編成目に更新された金具付の車両です。この車も更新当初WCが設置されていましたが、後に撤去されています。S56.3.12 春日部駅での撮影です。この車両は、73型の廃車第一陣で消えた車です。撮影直後に休車となり後に杉戸へ廃車回送され解体されています。

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クハ314です。S36.7、9編成目に更新されました。この車両は本線配置でしたがWCは設置されていなかった様です。また、尾灯が他のクハ300型と違い大型のものが付いていました。前述の7322.7324編成廃車後も残り、通学臨電を除けば、本線最期の73型として活躍しました。モハ7317の台車が本線配置車の中で唯一78型と台車交換を行っておらず、最後までTR-25を履いてたためでしょうか。S58.12頃より休車となりS58.1に杉戸へ回送され解体されました。S56.6.28 春日部駅での撮影です。

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越生駅で並ぶのは、S36.2更新で8編成目のクハ316(左)とS34.9更新で2編成目のクハ329(右)の並びです。クハ316に金具は付いてていますが、クハ329には金具は付いていません。クハ329は唯一の日本車両製の更新車でベンチレーターも他の73型と違い、7820~7890型と同じ押込み型のベンチレーターを付けていました。S57.2.9の撮影ですが、S57の年度末に両車とも運用を離脱して廃車となっています。この2編成は自力で杉戸へ廃車回送され解体されましたが、モハ7329のみは東武動物公園内に保存されました。

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金具付のクハ361です。S57.2.5 川角信号所での撮影です。S37.12、18編成目として更新されましたが、19編成目からは、中間車として更新されています。この車両は元は63型では無く戦災復旧車のモハ60054でした。当初更新順序が遅く中間車になる予定でしたが、踏切事故のため更新入場が早まりクハになったとのことです。廃車後78型に牽引され杉戸に回送され、売却用の車両となりました。クハ361は埼玉県三郷市に商業施設用として売却されましたが、商業施設の閉店により解体されています。

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クハ326です。S56.6.9 志木駅での撮影です。
S35.7、5編成目に更新され、更新が早かったためか金具は設置されていません。S57.12に廃車となり、暫く森林公園検修区に留置されていましたが、翌S58.6に売却の対象車両として78型に牽引され杉戸へ回送されましたが、結局売却されずに解体されています。

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クハ312です。S36.9、11編成目に更新され金具が設置されています。
S57.7.29 寄居駅での撮影で、検査のため杉戸工場へ向かう途中で秩父鉄道のクハ852と並びました。両車とも元国鉄63型ですが、クハ312は63197なのに対し、クハ852は小田急が自社発注した車両で省番号はありません。
この編成も前述のクハ326の編成と伴にS58.12に廃車となりましたが、S59.6に売却対象車として杉戸へ回送、結局売れることなく解体されています。

今回はクハ300型の幌の引っ掛け金具について書かせて戴きました。ありがとうございました。
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コメント

非公開コメント

No title

こんにちは。
クハの幌吊り金具について、私は東上線で、63、78がモハ上り方で使われていた時代があったことから、それをモハ下り方に転換する過程で、方向が逆の編成を連結することを考えて設置されたのではないかと考えていたのですが、方向転換は昭和33〜34年ごろの話であり、時代が合いませんね。製造所が津覇というところに着目すると、ご指摘のように共通図面で製作されたというお説には説得力があると思います。証言なり図面なりが出るといいのですが。

ありがとうございました

こんにちは!いつも貴重な写真の公開、ありがとうございます。
今回は、幌の引っかけ金具の件、回答していただきありがとうございました。
確かに、後ろパンタの時期とクハの金具の件は一致している感じですね。
いろいろ疑問に感じていたことが紐とけて行くようで、毎回わくわくしています。

自分ではきちんと調べられていませんが、形態的に模型ファンとして気になる点としては、前面の雨どいの形状で、S33製あたりから、それまでの直線で結ばれた感じだったのが、Rで結ばれたものになっている気がします。73系は329+7329を除いて直線上のままだった様に思います。
今回アップしていただいた越生駅のクハ316とクハ329をみると、その違いがよくわかります。

No title

リブ付の客室プレスドアや乗務員室の木製ドアも、セイジクリーム化直後は残っていた装備ですね。
後者では「乘」の旧書体用いていた車両もありました。

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No title

こんばんは。
小田急1800型は、全金車体で長持ちしたのではないか、と考えていたのですが、この写真を見ると結構サビが浮いてきていたようですね。意外でした。

Re: No title

 こんにちは。コメントありがとうございます。
リブ付のドアは、車内と乗務員室との間に残っていましたね。木製ドアで、7800型は更新まで残っていました。また、「乘」の旧書体もこの仕切りのドアで最後まで残っていました。春日部検修区に最期まで残った7800.7801.7806などにも残っていたのを確認しています。
ありがとうございました。
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東武73・78型旧型電車

Author:東武73・78型旧型電車
昭和60年に消えた、東武鉄道の73・78系の懐かしい写真を紹介します。


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